kicky-kiteの日記

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映画「永遠の門 ゴッホの見た未来」

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ゴッホの映画を見ました。

「永遠の門 ゴッホの見た未来」

 

 

 

Netflixでみつけた、、ゴッホの映画。

先日、ゴッホ展に行ったばかりでタイムリーな映画

、、ゴッホ展に出かけ、ほんとうのゴッホを見たような気になりかけた私にとって、この映画は感動でした。

「  永遠の門  ゴッホの見た未来 」

 

 

映画の中のゴッホ、見ているうちに、、ほんとうのゴッホのようにみえてきた。

俳優なのに、、あの自画像のゴッホ、そのものに

見えてきた。

 

 

 

、、ゴッホが亡くなったのは37歳という若さなのに、、まるで老人のような風貌。

けれども、絵を描く心は純粋そのもの。

 

 

素描の期間が長く、、油絵を描き始めたのは27歳。

1887年に37歳という生涯、、。

油絵を描いて、、たった10年間で あれだけの

作品を描いていた、、けれど、時代は、まだゴッホの絵を受け入れられていなかった。

 

 

 

樹の根っこを描いているシーンで、、その時代の

背景が見える。

ゴッホは、純粋に美しいと思う樹の根っこが、、

なにこれ?、、気持ち悪いと、通りすがりにの子どもたちや先生からも狂人扱いされる。

 

 

子どもたちから、石を投げつけられたり、、

絵に夢中になるがため誤解が生まれて、その地を追われたりするなど、、ゴッホの周りにゴッホを普通に受け入れる人はいない。

 

唯一、弟のテオが救い。

そして、ポール.ゴーギャンの存在。その彼と一緒に絵を描く暮らしもあったが、、画風というか、絵に向かう姿勢や、表現方法などの考えの違いから、、

短期間で終わりを迎える。

悲しみのゴッホは、自分の耳を切り落とし、届けてくれるよう頼むが、、それがまた、追い詰められる羽目になっていく。

 

 

神父との会話で、、「もしかしたら、、神は、、

時を間違えたのかもしれない。

未来の人々のために、神は僕を画家にした。」

 

 

孤独なゴッホが見つめるものは、、広大な景色、

豊かな自然だけ、、。

 

自分の表現が周囲に受け入れられない現実。

時代を変えるとは、大変な葛藤を抱えていく人生。

 

 

 

世間が認めていなくとも、弟のテオは、ゴッホの良き理解者です。

そして最後はテオの紹介で、美術愛好家のドクターの元で暮らす。

 

 

ドクターをモデルにして、話ながら絵を描いている

ゴッホの、、素直な気持ちのまま受け入れられている穏やかな顔、楽しげな会話、、絵を描くゴッホとモデルのドクターのとても素直な良い表情に出会えたことは救いで、、泣けました。

 

こんな平穏な時間もあったのだと、このシーンはとても和みます。

 

突然に37歳という若さで亡くなる?なぜ、との疑問が解けました、、子どもに銃で撃たれたのでした。

 

 

看病する尋ねるドクターに「だれも、、責めるな」と、撃たれて30時間意識のあったなかで、決して

少年のことも、事件のことも話さなかったという。

 

まるで、ガンジーのようです。

やはり、撃たれたガンジーも、「その青年を許せ」

であったことが重なりました。

 

ゴッホの深い精神性、人間性を感じ取ったヘレーネというコレクターのおかげで、今、深くゴッホ

出会えたことに感謝します。

 

 

 

 

ゴッホ展の後のこの映画、、より深くゴッホを知ることが出来たように思います。

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ゴッホのことば
「  神は 自然であり、、自然は美しい 」

 

、、慰めてくれる自然🌿🌿

 

ゴッホ展と映画を見ただけから知った感想です。

ほんの少し、、上澄み部分だけの知識ですが、、

それまでの自分のゴッホに対するイメージが大きく

変わりました。

そして、映画から大切なことに気づかされました。

 

思い込みや偏見では、真実が見えない。

ゴッホの弟、テオの存在に感謝し、尊敬します。