kicky-kiteの日記

緑のある暮らし 夢見るシニアのMyⅬife.

関市立篠田桃紅美術空間

「関市立篠田桃紅美術空間」が岐阜県関市にある。

f:id:kicky-kite:20210310234726j:image

 

もう、10年以上も前に訪ねたことがある。

一緒にいった長男は、その時初めて篠田桃紅さんのことを知った、、言葉にならない衝撃的な感動を受けたようだった。

私は最初、何かの月刊誌で、存在を知った。

実際には作品に出会えていなかった。

本で拝見しただけで、まさか、間近で作品に出会えるなんて思ってもいなかった。

それが、ひょんなことから、トントンと実現した。

 

その後の引っ越しで、一度しか訪ねることは出来なかったが、、書店にて、また、偶然にも「103歳になってわかったこと」の本に出会った。すぐに読んだ。

 

本では、、1956の渡米で、ジャクソン.ポロックに会うことを楽しみにしてたとのこと、、ところが、ポロックは8月に交通事故で突然に亡くなってしまった。

渡米した最初に行っていれば、、と会えなかったことが残念であったと書いてあった。

なぜか、そのことの印象が強く残っている。

 

ジャクソン.ポロック展が日本で初めて行われたのは、もう10年も前、

愛知県立美術館であった。

その「ジャクソン.ポロック展」が、無性に見てみたく訪れた。

、、抽象画はわかりにくいと思われがちだが、作品に引き寄せられ、魂を掴まれた。

ことばにならない何かが、作品にはある。

 

難しいことは何もわからない。

けれども、自分の気持ちが惹きつけられる感覚を感じるのが好きだ。

自分の知らない自分、本当の自分が何に素直に感動するのか、、作品はほんとうの自分に会える!

 

つい最近、また、篠田桃紅さんを目にすることが重なった。

最晩年の107歳の動画です。

100歳をすぎていても、こんな風に生きられるって

凄い!素敵!素晴らしい!って動画を何度も見ていたこの頃でした。

先ず、身だしなみがキレイですよね、107歳とは思えません。

凛としていらっしゃいます。

話しの内容はもちろん、話し方、話すお声が素敵!

とても魅力的な方でした。 尊敬と憧れの方でした!

 

5歳でお父上から筆を与えられ、、

最晩年の107歳まで墨と筆と共に創作を続けられた

篠田桃紅さんの生き様を知ると、誰もが驚き、称賛することでしょう。

 

篠田桃紅さんも、ジャクソン.ポロックも、内面の懊悩を繰り返して、、

次第に具象から抽象へと、、。

その作品を制作する思いが、見るものに感動を与えてくれているのでしょう。

 

ぽかぽか陽気のこの頃です、、そろそろ美術館へ出かけたいですね。

 

何かに喜ぶ自分に出会えることでしょう!