関市立篠田桃紅美術空間
「関市立篠田桃紅美術空間」が岐阜県関市にある。
もう、10年以上も前に訪ねたことがある。
一緒にいった長男は、その時初めて篠田桃紅さんのことを知った、、言葉にならない衝撃的な感動を受けたようだった。
私は最初、何かの月刊誌で、存在を知った。
実際には作品に出会えていなかった。
本で拝見しただけで、まさか、間近で作品に出会えるなんて思ってもいなかった。
それが、ひょんなことから、トントンと実現した。
その後の引っ越しで、一度しか訪ねることは出来なかったが、、書店にて、また、偶然にも「103歳になってわかったこと」の本に出会った。すぐに読んだ。
本では、、1956の渡米で、ジャクソン.ポロックに会うことを楽しみにしてたとのこと、、ところが、ポロックは8月に交通事故で突然に亡くなってしまった。
渡米した最初に行っていれば、、と会えなかったことが残念であったと書いてあった。
なぜか、そのことの印象が強く残っている。
ジャクソン.ポロック展が日本で初めて行われたのは、もう10年も前、
愛知県立美術館であった。
その「ジャクソン.ポロック展」が、無性に見てみたく訪れた。
、、抽象画はわかりにくいと思われがちだが、作品に引き寄せられ、魂を掴まれた。
ことばにならない何かが、作品にはある。
難しいことは何もわからない。
けれども、自分の気持ちが惹きつけられる感覚を感じるのが好きだ。
自分の知らない自分、本当の自分が何に素直に感動するのか、、作品はほんとうの自分に会える!
つい最近、また、篠田桃紅さんを目にすることが重なった。
最晩年の107歳の動画です。
100歳をすぎていても、こんな風に生きられるって
凄い!素敵!素晴らしい!って動画を何度も見ていたこの頃でした。
先ず、身だしなみがキレイですよね、107歳とは思えません。
凛としていらっしゃいます。
話しの内容はもちろん、話し方、話すお声が素敵!
とても魅力的な方でした。 尊敬と憧れの方でした!
5歳でお父上から筆を与えられ、、
最晩年の107歳まで墨と筆と共に創作を続けられた
篠田桃紅さんの生き様を知ると、誰もが驚き、称賛することでしょう。
篠田桃紅さんも、ジャクソン.ポロックも、内面の懊悩を繰り返して、、
次第に具象から抽象へと、、。
その作品を制作する思いが、見るものに感動を与えてくれているのでしょう。
ぽかぽか陽気のこの頃です、、そろそろ美術館へ出かけたいですね。
何かに喜ぶ自分に出会えることでしょう!